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	<title>想い出なんてもっていって。</title>
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	<description>だってあなただっていらないでしょ？</description>
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		<title>2</title>

		<description>「僕ね、大切な人ができたんだ」



…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ <span style="font-size:small;">「僕ね、大切な人ができたんだ」




キュヒョナを失って、ボロボロになっていた僕を助けてくれた、大切な人に。

僕はその人を愛するんだ。キュヒョナを愛していた時と同じように。


ずっと待っていたかった。ずっと愛していたかった。
なのに、ごめんね。僕が弱いから。

キュヒョナは何一つ間違ってなんかいないよ。
その証拠に、僕がキュヒョナを想っていた記憶は、ずっと心に残るから。


だから今日で、もうお別れするよ。

叶うなら、目覚めてほしい。その時まで、一緒にいたい。

キュヒョナ。届いてる？ちゃんと聞いてくれてる？


もし届いているなら、泣かないでよ。
僕だって辛い。キュヒョナとの想い出が、溢れるほど込み上げてくるんだから。

ごめんね。

何度謝ったって許してくれないかもしれないけど、
それと同じように、何度謝ったって、僕はもう決めたんだ。


そしてもし、この声が届いていないのなら…。

そのままで、いて。聞かなくていいから。
キュヒョナの心で、僕はずっとキュヒョナのことを愛していたことにして。お願い。


キュヒョナの眠る世界が、明るくなることだけを願うよ。

キュヒョナの瞳の奥が、輝くことだけを祈るよ。


愛してた。人生でこんなにも誰かを愛したのは初めてだったよ。

もしキュヒョナが目覚めても、僕は傍にはいられない。


その時は、恨んでよ。憎んでよ。

でも、忘れないで。


僕がキュヒョナを愛していたことを。




ごめんね、キュヒョナ。

ありがとう、キュヒョナ。


さよなら、キュヒョナ。




僕は一生、キュヒョナとの想い出を忘れないから、
どうか、キュヒョナも覚えていて。



君の世界が、暗闇で終わらないように。





ありがとう。愛してたよ、心から。



キュヒョナ、ばいばい。





















降り返っちゃいけない。
もう、言うべきことも、言いたいことも全て告げた。


僕は病室の引き戸を静かに閉める。
胸にこみ上げてくる想いと涙は、多分抑えなくてもいいのもなのだろう。



春の陽気が漂う病院の外では、彼が待っている。




春の風が僕にくれたものは、計り知れない。









<font color="#f5f5dc" size="7">This wind should also reach you. </font>

<font color="#a0e8f5" size="3">〝この風が君にも届くように〟</font>









僕はまた、歩き始める。









</span> ]]>
		</content:encoded>
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		<dc:date>2012-09-23T14:58:37+09:00</dc:date>
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		<title>Darkness in the inner part of a pupil</title>

		<description>すっかり慣れた消毒液の匂いが、もう服に…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ <span style="font-size:small;">すっかり慣れた消毒液の匂いが、もう服にまで染みついている。



僕はその匂いを肺一杯に吸い込んで、涙を拭って外へ出た。






<font size="7">―Darkness in the inner part of a pupil ―</font>

<font size="3">〝瞳の奥の闇〟</font>





「どうするの、ミニ」



大丈夫？ともう一度僕の顔を覗き込む彼に、
僕は力なく微笑みかける。

病室までついてくると言って聞かない彼を宥めて、
僕は一人でドアを開けた。




「…キュヒョナ…」



無防備にもあいている窓から、暖かい春の風が忍び寄る。
優しく流れる風を受けて、キュヒョンの飴色の柔らかい髪が美しく揺れていた。



「久しぶり、キュヒョナ」



ベットの傍のパイプ椅子に腰かけて、
僕はキュヒョンの手を握った。

酷く冷たい温度が懐かしくて、自然にも涙が零れる。



「なかなか来れなくて、ごめんね」



返事は、ない。



キュヒョンは交通事故による植物状態のまま、もう二ヶ月になる。


あのころは、キュヒョンの顔を見るたびに泣きじゃくっていたソンミンだが、今はもう、
別の意味の涙が零れる。



「今日は、ね…」



春の風が頬を撫でる。

しっかりとキュヒョンの手を握ると、
ほんの少しだけ、暖かくなったような気がした。



待ってあげたかった。待っているつもりだった。

この綺麗で大好きだった手に、愛しい温もりが戻るまで。




「今日は、お別れを言いに来たんだ」



震えた声が、病室に反響する。

それが酷く虚しくて、僕はどうしようもなく俯いた。




「待ってあげられなくて、ごめんね…」



この温もりを愛していた。嘘偽りなく、本当に。



だからキュヒョンは悪くない。
僕が、僕の心が弱かったから。




春の風が、頬から零れる涙をすくった。





</span> ]]>
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		<dc:date>2012-09-23T14:56:41+09:00</dc:date>
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